Concept
お互いへの思いやりに溢れる、頼もしくも優しい雰囲気を纏うおふたり。
初めてご来館されたその日から、穏やかな笑顔が印象的でした。
そんなおふたりがご結婚式を執り行われるのは、「これまでお世話になってきた地元 八女の方々に感謝の気持ちを伝えたい」という想いから。
関わってくれたすべての方々への“報告とおもてなし”として、心を込めて準備を進められました。
おふたりの地元 八女。神前式の舞台となったのは、八女の人々に長く親しまれている福島八幡宮。
おふたりにとっても、幼い頃からよく訪れていたという馴染み深い場所でした。
同じく八女の地に佇むNIPPONIA HOTEL 八女福島 商家町。
長い歴史を刻んできたどこか懐かしい雰囲気と上質なサービスにご納得いただき、披露宴の舞台としてお選びいただきました。
おふたりとのお打ち合わせは、いつも和やかであたたかな時間でした。
時にはお子様たちもご一緒に参加され、ご家族らしい賑やかさと微笑ましさに包まれながら、一歩ずつ準備を重ねていかれました。
お打ち合わせ中に交わされる言葉の多くは、「どうしたら喜んでもらえるか」「楽しんでもらえるか」。
常にゲストのことを第一に考え、感謝の心を大切にされていらっしゃいました。
やわらかな春の光が差し込む中、福島八幡宮の境内では、満開の桜が静かに咲き誇っていました。
神社が設えた桜の装飾も相まって、まるでこの日を祝福するかのような美しい光景の中で、神前式が厳かに執り行われました。
おふたりの姿を見守るように舞う花びらと、静謐な祝詞の響き。
心を鎮め、感謝を胸に、新たな人生への誓いを立てるその姿が、八女の春の風景にやさしく溶け込んでいました。
披露宴の中でおふたりが大切にされたことの一つ、お子様との思い出をこの日に刻みたいという願い。
ケーキ入刀ではお子様たちと一緒にナイフを握り、ファミリーでの入刀セレモニーを実施。
その後のファーストバイトも、ご家族全員で参加される温かな時間に。
家族のかたちと絆を感じさせる、まさに“節目のひとときとなりました。
披露宴では、お父様が造られている「西吉田酒造」の焼酎を取り入れられました。
ふたりの門出にふさわしい一杯として、家族の歴史やものづくりの背景が宿る地元のお酒を選ばれたこと。
それは、ただの飲み物以上に、“誇り”や“つながり”を表現する大切な演出となりました。
地元 八女への深い愛着を込めて、披露宴には地域の魅力をふんだんに取り入れられたおふたり。
その象徴が、地元の銘酒を用いた「鏡開き」。
ゲストの皆様もお酒好きということもあり、会場には笑顔があふれ、乾杯の音が何度も交わされる賑やかな時間となりました。
八女という土地で育まれた文化や味わいを、ゲストと共に楽しむおもてなしの心が、終始披露宴に満ちていました。
いつも私たちスタッフに対しても和気藹々と柔らかな雰囲気で接してくださる優しく穏やかなおふたり。
お打合せ中もおふたりお人柄を感じ、とても楽しい気持ちで過ごさせていただきました。
おふたり様の末永いお幸せを願っております。またいつでも遊びにきてください。